ウソがつけない清原和博 「桑田、ん~微妙やね」 [バラエティー]
先日、「淳 大輔 ブラマヨのみんなの声」
に出演した番長こと清原和博
ロンブー淳、宮川大輔、ブラマヨが
清原に対してきわどい質問を恐る恐るぶつける
本当に怖いコーナーだった
(小杉)「清原さん、500本もホームラン打ちはって何でホームラン王とられへんかったんですか?」
(清原)「俺は〝無冠の帝王〟呼ばれてた。〝帝王〟は〝王〟より上や!」
(淳)「清原さん、試合でたくさんホームラン打ってますけど、プライベート・ホームランはどれくらい打ったんですか」
(清原)「お前もよう週刊誌載ってるやん。芸能人とやったんか?誰とやった?」
失礼な質問にも全く動じない清原
マジでビビッてそうなブラマヨ
肩パンチを受けてうずくまる大輔
まあ、ここくらいまでは良かった
(淳)「清原さん、なんで桑田さんのこと嫌いなんですか?」
これは、アカンやろ!?
思い出す
29年前の夏の甲子園
夏・春の甲子園を連覇中のやまびこ打線池田高校
3連覇をかけて豪腕水野が順調に勝ち上る
そこへ、彗星のごとく現れた PLの1年生コンビ桑田・清原
準決勝、池田・PL戦
誰もが池田の圧勝を予想していた
PLの三年生が小柄な1年生投手桑田に言う
「10点以上取られるなよ。大阪の恥やぞ」
桑田は心の中でこう呟いたという
「負けると決まってへん。やってみらなわからへん」
まさかの展開だった
それまで甲子園で本塁打を打たれたことがない水野
その水野の前に
小柄な8番バッター桑田が立ちはだかる
桑田の第一打席だった
水野の快速球が内角高めに外れる
強引なアッパースイングで
桑田はそのボール球を叩き潰すようにとらえた
打球は高々と舞い上がり、
そしてレフトスタンドに吸い込まれていく
水野はそこから一気に崩れ、終わって見ればPLが7-0の圧勝
桑田は水野からのホームランに加え、やまびこ打線を完封するという大活躍
次の決勝戦では
甲子園でまだホームランを打っていなかった1年生4番清原が
先制のホームランを右中間に放つ
PLはそのまま勢いに乗り、3-0の快勝
鮮烈なKKコンビのデビューだった
それから、KKコンビの黄金時代が続いた
KKは夏3回、春2回の全ての甲子園大会に進出
夏2回の優勝、夏・春各1回準優勝
清原は通算13本塁打 桑田は通算20勝
甲子園大会の歴史に名を刻んだ
二人は高校時代、無二の親友だったという
上下関係が恐ろしく厳しいPL野球部の1年生時代
先輩からの強烈なシゴキ、イジメを受けながらも
二人はともに励ましあい、
そして、ともにチームを引っ張っていった
時には靴の中に隠していたキャラメルを
二人で分け合って食べたこともあったという
寮ですることがない時、
清原は桑田の顔のホクロの数を数え続けたこともあったという
甲子園出場は当然、というプレッシャーを受け始めた2年生以降
そのプレッシャーに負けず、結果を出すために、2人は日々努力を続けた
グラウンドを走り、バットを振り、ボールを追い続けた
そして、2人は将来の夢を語り合ったという
「俺は巨人に入って4番を打つ」
「俺は早稲田に入ってエースになる」
だが、運命のドラフト会議が訪れ、二人の仲は引き裂かれた
事の真相はわからない
しかし
清原は思ったはずだ
桑田に裏切られた と
どうでもいい相手に騙されたとしても、
それは大したことではない
忘れてしまえばいいだけのことだ
しかし、
信頼していた人からのそれは
キツイ
信頼、友情、愛情の深さが
そのまま裏返しになる
心に深く刻まれる
忘れることなんかできないだろう
(淳)「清原さん、なんで桑田さんのこと嫌いなんですか?」
(清原)「いや~、なんていうか性格が正反対やからね。話しててもあんまりかみあわへんねん。」
(淳)「じゃあ、時々会うくらいがちょうどいいって感じですかね?」
(清原)「まあ、そうやね」
(小杉)「じゃあ、嫌いってわけではないんですね?」
(清原)「ん~微妙やね」
そこは〝うん〟でいいですやん!とツッコむ小杉
しかし、そうはいかないのが清原和博
この不器用すぎる清原の純真さが、いまでも多くの男性ファンの心を惹きつけるのだろう
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